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ケラさんの悲劇 [観劇(他)]

3連休の中日、ひんやりとした空気の爽やかな晴天。今日
は、兵庫県立芸術文化センターの阪急中ホールに劇団ナイ
ロン100℃の主宰ケラリーノ・サンドロヴィッチさんがプ
ロデュースするKERA・MAPの第8弾公演「KERA・MAP#
008 修道女たち」を観に行ってきました。
修道女たち.jpg 
作・演出はケラリーノ・サンドロヴィッチさんで、今回は、
6人の修道女と巡礼の地の娘の悲劇を描いた作品でした。
が、悲劇と言っても、ケラさんなので何気無い日常会話
(宗教を題材にしているので、ある種の非日常性ははらん
でいますが・・)の絶妙な間、反復、すれ違いなどしっか
り喜劇的な要素はちりばめてありました。けっこう笑えま
した。

先ずは、6人の修道女(少し優柔不断な感じの修道院長の
シスター・マーロウ(伊勢志摩さん)、ある意味リーダー
的な存在シスター・ノイ(犬山イヌコさん)、宗教画から
抜け出たように美しいシスター・ニンニ(緒川たまきさん)、
陰のあるシスター・アニドーラ(松永玲子さん)、宗教を
渡り歩く新参者のシスター・ダル(高橋ひとみさん)とシ
スター・ソラーニ(伊藤梨沙子さん)の母娘)が、街中の
修道院でお祈りをするシーンからはじまり。
プロジェクションマッピングを使ったおしゃれなタイトル
バックが流れて物語の中へ。
修道女たちが巡礼の旅の仕度をする修道院に、亡くなった
妹の墓参りに来た兄(みのすけさん)が登場し、国王の宗
教弾圧で多くの修道女が亡くなっているという悲劇の背景
が描かれていました。

次の場面は、修道女たちの巡礼先の村の山小屋で、村の娘
オーネジー(鈴木杏さん)と帰還兵テオ(鈴木浩介さん)
が登場。シスター・ニンニが大好きなオーネジーの書いた
ニンニ宛ての手紙をテオが無断で読んでるシーンからはじ
まり、6人の修道女が山小屋に到着。山小屋では神秘的な
出来事が起き、村には不穏な空気が漂い、悲劇の道に進ん
でいきました。

どの人物も一癖ありますが、おおむね全員が良い人で、良
い人が良い行いをしながら、どんどん悪い方に転がってい
く展開。優しさとは?悪とは?宗教とは?神とは?人とは?
悲劇とは?喜劇とは?を考えさせられ、3時間15分が短く
感じる素敵な作品でした。
特に、鈴木杏さん演じるオーネジーが心に残りました。素
晴らしい!

今年は、春にナイロン100℃の本公演“百年の秘密”、夏に
は大倉孝二さんの“ニューレッスン”を観たので、なんだか
ナイロン100℃三昧な年だった様な気がします。
そんな劇団ナイロン100℃のケラリーノ・サンドロヴィッチ
さん、今年の秋の叙勲にて紫綬褒章を受章されました。
おめでとうございます。

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