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阿倍野で粋な浮世絵 [美術館]

昼過ぎから大雨の降った日曜日。今日は、あべのハルカス
美術館で開催している「ボストン美術館 浮世絵名品展 鈴
木春信 」を拝見。
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鈴木春信は、浮世絵の創成期、墨摺絵が紅摺絵になり多色
摺りの錦絵に変わる頃に活躍した浮世絵師で、線の細い清
楚で可憐な美人画を得意とする人物。
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ってことで先ずは、三人の歌人を美しい女性に置き換えた
"見立三夕 定家 寂蓮 西行 ”など、鈴木春信の紅摺絵の見
立てモノを、同時期に活躍した石川豊信や鳥居清満ととも
に展示してありました。
※余談ですが三夕とは、定家、寂蓮、西行が詠んだ"秋の
夕暮れ”を結びとした和歌で、定家の"見渡せば花も紅葉も
なかりけり浦のとまやの秋の夕暮れ”、寂蓮の"さびしさは
その色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮れ”、西行の
"心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の秋の夕暮
れ"です。
この頃の春信の絵は、上部の雲に和歌が書いてあり、下に
その和歌を江戸の風俗や女性に置き換えた絵が付いている
というパターンが多いです。

そして、裕福な商人や武家の趣味人たちが交換した絵暦が
徐々に豪華な多色の錦絵となり、よく目にする浮世絵にな
っていくそうで、展示の方もそれに沿う感じで、絵の中に
暦の数字を隠した絵暦や故事や和歌などを絵解きのように
描いた作品が多数並んでいました。
作品の横に解説(謎解き)は有るんですが、それを読んで
も元ネタを知らないものが多く、けっこう難しかったです。
浮世絵も初期の頃は、知識人と言うか趣味人の楽しむモノ
だったんだな~って感じでした。が、もしかしたら江戸時
代の庶民は、和歌や古今東西の故事くらいは、常識として
知っていたのかもしれません・・?(もちろん絵自体は堅
苦しい感じではなく美人画だったりするんですが・・)

美人画と言えば、春信の真骨頂って感じで、その当時のア
イドル、本柳屋のお藤や鍵屋のお仙を描いた美人画も多数
展示してあります。(どちらも春信顔でほとんど同じ顔に
見えるんですが・・)
最後は、歌麿や春章の描いた春信オマージュ作品が並んで
いました。

女性同士どころか、顔だけ見たら男女すら区別ができない
ような春信顔をたっぷり楽しませてもらいました!笑

天王寺での昼ごはんは、ViaあべのWalkの「アベノ 珉珉」
さんで餃子定食。
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薄皮で小ぶりな餃子、美味しい。たまに食べたくなります。

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