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GW最終日は西宮で文楽! [文楽]

昼から曇天模様で、夕方から雨が降り出したGWの最終日。
今日は、いつもの観劇仲間の方々と兵庫県立芸術文化セン
ター 阪急 中ホールに「文楽 in Hyogo 恋女房染分手綱」
を観に行ってきました。
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いつもの国立文楽劇場で観る文楽と内容は同じですが、劇
場の構造の違いで、ちょっと見下ろす感じで観る文楽の舞
台も新鮮です。

第1部は、兵庫在住で昨年人間国宝になられた人形遣いの
吉田和生さんと、同じく昨年襲名された豊竹呂太夫さんの
「芸歴50年」と銘打ったトークショー(聞き手は河内厚郎
さん)。
おふたりは(出会いの記憶に若干の違いはありますが)同
期だそうで、それぞれなんとなくの成り行きで文楽に足を
踏み入れ、それから50年だそうで、東大を落ちて、文楽
のシュールさに興味を持ってはじめた呂太夫さん。京都に
行った帰りに人形の頭作りを見に行ったら、そのまま何故
か人形遣いに入門してしまった和生さんって感じで・・・
面白い!
呂太夫さんのルターを題材にした文楽も見てみたいです。

そして第2部は、「恋女房染分手綱」から道中双六の段を
豊竹希太夫さんと豊竹亘太夫さん、三味線の鶴澤友之助さ
んと鶴澤清允さんの素浄瑠璃で聴かせてもらいました。
まだまだ子供のお姫様が関東に嫁入りすることになったけ
ど、出発の日になっても行くのを嫌がって、乳母重の井な
どがなだめても聞いてくれない。そこに三吉という子供の
馬方が出てきて、関東への道すがらの面白さを道中双六で
紹介してくれお姫様が面白がって出発することになると言
う場面。ここの明るさが次の子別れの段の悲しみを際立た
せる段って感じです。

そして次の、"重の井子別れの段”では、吉田和生さんの
人形が登場、豊竹呂太夫さんと鶴澤清友さんの浄瑠璃にの
せて、悲しい別れの場面を切々と見せてもらいました。
三吉は、実は乳母重の井の実の子供与之助なんですが、三
吉は、家老の息子と重の井の不義密通でできた子供で、こ
のために夫は追放、重の井の親が身代わりに切腹している
経緯があり、また、乳母である重の井のことでお姫様の婚
礼に傷がつくのを恐れ、三吉を突き放すと言う話。最後に
三吉が悲しく馬子唄を歌うところがなんとも切ない。

劇場で配るチラシといっしょに入っていた「ものがたり街
道Ⅱ こころの道行 二十番」と言う、今回のトークショー
の司会者河内厚郎さんが編集して関西広域連合が作った古
典演目ゆかりの場所を紹介した冊子。めちゃ面白そうです。
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河内さん曰く、Ⅰもあって、Ⅰは西国巡礼になぞって古典
演目ゆかりの33ヶ所を紹介しているそうで、Ⅱはそこにも
れた20ヶ所を載せたそうです。Ⅰも欲しいぃ~~~!

芸文近くの「民芸居酒屋 ふじや」さんで観劇後の食事会。
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玉子豆腐の木の芽餡、胡瓜の漬物、じゃこ天、筍の木の芽
和え、ホタルイカの酢味噌、鶏の唐揚げ、オニオンリング、
鰯の梅肉揚げ、角煮、変わり明石焼き、チジミなど、どの
料理も美味しかったです。

いつもながら、チケットのご手配や居酒屋の予約などお世
話になりっぱなしで、本当にありがとうございました。

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初お目見えの段 [文楽]

4月らしいと言えばらしい気候で、ちょっとひんやりして
いた今日は、いつもの文楽観劇仲間の方々と、国立文楽劇場
「平成三十年四月文楽公演 吉田幸助改め五代目吉田玉助
襲名披露(第二部)」を観に行ってきました。
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第一部では、五代目吉田玉助さんの襲名披露口上や、春らしく

義経千本桜なんて演目も有りましたが、今回は、二部の"彦山
権現誓助剣”を拝見。
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彦山権現誓助剣=毛谷村六助住家の段ってイメージで、前段
(須磨浦の段と
瓢簞棚の段)を見たことがなかったので(と言うか
文楽劇場での上演自体が初めてだそうです)全体としてどんな
物語なんだろうと楽しみに観てみました。

父吉岡一味斎を京極内匠に討たれた、お園とお菊姉妹の敵
討ちの話で、"須磨浦の段”は、息子弥三松(簑太郎さん)
をつれた妹お菊(勘彌さん)が、家来の友平(文昇さん)
とともに敵を探す旅をしていて、須磨浦で京極内匠(玉志
さん)と出会い、敵を討とうとするが返り討ちにあう場面。
下ネタ満載の浄瑠璃のもと、お菊が内匠になぶり殺しにさ
れると言うなんとも陰惨な話。。。あんまり上演されない
のも仕方ないかなって感じです。この子供弥三松が、杉坂
墓所の段で六助に託さ、それをきっかけに毛谷村の段で、
話が物凄い展開をみせます!
浄瑠璃は、三輪太夫さん、始太夫さん、小住太夫さん、咲
寿太夫さん、清友さんが、途中交代しながらの掛け合いで
した。

次の"瓢簞棚の段”は、姉お菊(和生さん)の話で、夜鷹に
身をやつして、客をひきながら敵の内匠を探している場面。
友平が現れ、お菊さんが自分の不手際で殺されてしまった
とわびて切腹したり、何故か内匠がお菊を殺したときに落
とした守り袋を池に棄てると不思議なことが起きて、内匠
が明智光秀の子供であることが判り、お園と壮絶な決闘の
すえに名刀を手に入れると言うなんとも奇想天外な展開で
した。内匠が藤棚みたいな台から飛び降り、上ではお園が
鎖鎌をグルグル回していたりと、アクロバティックな場面
あってかなり面白かったです。度々上演すればいいのにっ
て感じでした。
浄瑠璃は、希太夫さんと寛太郎さんに津駒太夫さんと藤蔵
さんに清公さんで、こちらも良かったです。

場面はがらりと変わって"杉坂墓所の段”。毛谷村六助(玉
男さん)が、先ごろ亡くなった母の墓の前で祈っていると、
微塵弾正こと京極内匠が老婆を背負って現れ、老いた母の
ために仕官をしたいので、試合に負けて欲しいと頼むと、
孝行者の六助は承知する。六助が墓用の水を汲みに行って
いる間に弥三松をつれた佐五平(玉勢さん)が登場し、
内匠の仲間に殺され、六助は弥三松を引き取ることに。
浄瑠璃は、亘太夫さんと錦吾さん、靖太夫さんに錦糸さん
でした。錦糸さんの三味線はやっぱり素敵です。

最後は、お馴染みの"毛谷村六助住家の段”。約束通り、弾
正との試合に負けた六助。弾正はお礼を言うどころか六助
の眉間を扇で割ってふてぶてしく去っていく!
家の庭先に弥三松の小袖を吊るして誰か知った人でも通らな
いかと思っていたら、旅の老婆が現れ、六助に母が死んで寂
しいだろうから、私が母になってやろうと強引に家に入り込
む!困った六助だが老婆を邪険にもできないので奥の部屋に
入ってもらうと、それと入れ替わるように、今度は虚無僧姿
のお園の現れ、弥三松を救ったのが許婚の六助を分かると、
いきなり嫁気取りで家事を始める始末!(このあたりが最高
に笑えます)諸々の経緯を知った六助が助っ人を願い出る。
ちょうどその時、墓所で弾正が母だといって背負っていた老
婆が、実は村人の母だったと分かり、弾正が仇の京極内匠だ
と判明する。
浄瑠璃は、睦太夫さんと勝平さん、そして千歳太夫さんと富
助さん、身体全体で情感たっぷりに表現する千歳太夫の浄瑠
璃、迫力でした。

16時から20時40分で休憩30分のみと言う長丁場でしたが、
初見の段もあって、本当に楽しい時間でした。
ありがとうございました。

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初春は奈良にご縁の文楽 [文楽]

遅ればせって感じですが、今日は、いつもの観劇仲間の方々
と、国立文楽劇場に「平成三十年 初春文楽公演<第2部>」
を観に行ってきました。
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第2部の演目は、“南都二月堂 良弁杉由来”から、志賀の里の
段、桜の宮物狂いの段、東大寺の段、二月堂の段。
東大寺の開山である良弁上人の出生にまつわる伝説の話で、
近江の国志賀の里(滋賀)で、水無瀬左近の妻渚の方が旦那
の墓参りの時、一人息子の光丸が大きな鷲(舞台でもちょっ
と笑うくらい大きかったですが・・)にさらわれてしまう。
渚の方は狂人となって息子を探すこと30年、淀川の渡しで、
東大寺の良弁上人が子供のころ鷲に連れられて東大寺の杉の
木にたどり着いたと聞いて東大寺を訪ね、その杉の木に経緯
を張り出すと、それが良弁上人の目にとまりと言う話。
鷹は飛ぶは、シャボン玉は飛ぶは、棒は飛ぶはで、なんだか
賑やかでおめでたい雰囲気を楽しませてもらいました。
今でも4代目?の杉が二月堂の前に立っているそうです。

そして、“傾城恋飛脚”の新口村の段。ご存知、梅川忠兵衛の
悲恋の話で、文楽でも歌舞伎でも何故か?この新口村の段を
よくやるんですが、忠兵衛の実父孫右衛門の苦しい心情が細
やかに描かれ、雪が深々と降る美しい風情とあいまって心の
しみる作品でした。

今回は、豊竹咲甫太夫改め六代目竹本織太夫さんの襲名披露
興行って事で、第1部では、襲名の口上もあったみたいです。
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残念ながら口上は拝見はできませでしたが、場内の初春+襲
名のお祝いムードだけは堪能させてもらいました。

文楽観劇の後は、日本橋にある中国料理の店「福華酒家」さ
んで食事会。こちらは今回で2回目なんですが、前回食べた
干し豆腐が好評で、再びの訪問となりました。
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前菜にはもちろん干し豆腐。そして、焼豚。メニューに載って
いて目をひいた水蓮炒め。後は、定番って感じで、水餃子、唐
揚げ、八宝菜、焼そば、炒飯。最後はお茶と胡麻団子。
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干し豆腐は安定の美味さ、水蓮炒めは、初めて食べましたが、
シャキシャキの歯ごたえでめちゃ美味しかったです。それと、
八宝菜に入っていた海鼠(なんだか判らず店員さんに聞いたん
ですが)も不思議な食感で、美味しかったです。

今回も楽しいひと時でした。ありがとうござました。

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晩秋の文楽 [文楽]

爽やかな秋晴れの日曜日。今日は、いつもの文楽鑑賞仲間
の方々と、国立文楽劇場に「平成二十九年 十一月文楽公演
(第二部)」を観に行ってきました。
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演目は、近松門左衛門作で夫婦の心中と言うちょっと珍し
い実話を元に描いた“心中宵庚申”。もう一つは、季節の演
目、四世鶴澤重造作曲の舞踊劇“紅葉狩”でした。
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先ずは、心中宵庚申の“上田村の段”で、浄瑠璃は、文字久
太夫さんと藤蔵さん。
八百屋を営む夫半兵衛(玉男さん)が実父の墓参りに行っ
ている隙に、姑に離縁を言い渡され、無理やり駕籠で実家
の上田村に帰されてしまったお千代(勘十郎さん)。姉の
おかる(ちょっとだけ簑助さん)は驚きながらも優しく迎
えるが、父平右衛門(和生さん)は、今回が、3度目の離
縁と言うことで世間に顔向けができないと怒ってしまう。
そんなさなか、墓参りからの帰り半兵衛がお千代の実家に
立ち寄ると、お千代が戻っていてビックリ。事情を知って、
申し訳ないと自害をしようとするが、平右衛門に諭され、
お千代を連れて大阪に戻ると言うその後のふたりの運命を
暗示する場面ですが、いかんせん、しんみりとした話な上
に人形もほとんど動かず、眠気との戦いでした!苦笑

次は、“八百屋の段”。浄瑠璃は、千歳太夫さんと富助さん。
お千代を追い出した姑(簑二郎さん)の登場!なんとも凄
まじい人物で、丁稚や下女にも小言三昧。そして、養子で
ある半兵衛へもお千代を連れ戻し隠していることを親不孝
と詰りまくる。たまらず半兵衛が、姑が嫁を追い出したと
言うことになると姑が世間から悪く言われるので、自分が
離縁を言い渡すからいったんお千代を家に戻してくれと懇
願。ふたりで死ぬことを決心する。
心中に向かう場面ですが、とにかく姑さんが凄くって、思
わす笑ってしまいました!

最後は、“道行思ひの短夜”、三輪太夫さん、睦太夫さん、
靖太夫さん、文字栄太夫さん、團七さん、團吾さん、友之
助さん、錦吾さん、燕二郎さんの掛け合い浄瑠璃を聞きな
がら、最後の場面となりました。

次は、ちょうど関西も紅葉の季節ってことで大阪の繁華街
のど真ん中で艶やかな舞台の“紅葉狩”を楽しみました。
浄瑠璃は、芳穂太夫さん、呂勢太夫さん、希太夫さん、亘
太夫さん、碩太夫さん、宗助さん、清志郎さん、清丈さん、
清公さん、清允さんの賑やかな掛け合い。
楓も赤く色づく信州戸隠の山中で、紅葉狩りをしている更
科姫(清十郎さん)の一行と出くわした平維茂(文司さん)
酒宴に招かれ酩酊して眠っていると夢枕に山神(紋臣さん)
が現れ、更科姫は実は鬼神だと告げて立ち去る。目覚めた
維茂は正体を現した鬼神と戦い名刀の力も借りて鬼退治を
すると言う話。
艶やかで色っぽい前半と口から煙を吹き出す鬼神との凄ま
じい戦いの後半の対比を楽しませてもらいました。

文楽観劇後の食事会は、桜川の「中国家常菜 楽活」さん。
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前菜は‪ピータン、ジャーキー、カイラン菜、そして、ホク
ホクのフライドポテト、サクサクの豚天、ぷりぷりのイカ
の炒め物、甘辛ソースが絶妙なエビ天、しびれる美味さ麻
婆豆腐、パラパラの炒飯、香ばしいネギラーメンで〆。
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相変わらず意外な味付けが冴え渡っていて、どの料理もめ
ちゃ美味しかったです。

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夏の文楽 [文楽]

出張の新幹線に子供連れが増えると夏休みに入ったな~!なんて
思うんですが、こちらも夏休みに入ったと感じる「平成二十九年
夏休み文楽特別公演(第2部)」を観に、国立文楽劇場に行って
きました。
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第2部(名作劇場)の演目は、“源平布引滝”から、義賢館の段/
矢橋の段/竹生島遊覧の段/九郎助住家の段。
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平家打倒の旗印、源氏の白旗をめぐる悲劇の物語。最初の義賢館
の段で、病気療養を理由に屋敷にこもっている木曾先生義賢(和
生さん)のところに、百姓九郎助(文司さん)、小まん(清十郎
さん)、小まんの倅太郎吉(簑太郎さん)が小まんの夫折平(玉
志さん)たずねてきます。が、折平と義賢の娘待宵姫が恋仲な上
に折平は平家打倒をもくろむ多田蔵人行綱だと判明。ここでこの
物語のキーになる源氏の白旗の登場。そこへ、平家の武将が義賢
館を訪れ、義賢に平家への忠誠の証しに兄義朝の髑髏を蹴るか白
旗を渡せと迫る。義賢は覚悟を決め、待宵姫を行綱にたくし、身
重の妻葵御前(文昇さん)を九郎助にたくし、白旗を小まんにた
くして、平家の武将と戦って壮絶な最後をとげる。
この段の浄瑠璃は、靖太夫さんと錦糸さん、そして咲甫太夫さん
と清友さんでした。

次の矢橋の段は、小まん大活躍の場面で、白旗をたくされた小ま
んが平家の兵士に琵琶湖のほとりまで追い詰められ、琵琶湖に飛
び込むんですが、小まんが兵士を投げ飛ばす姿が勇猛で凄い!
浄瑠璃は、御簾内で亘太夫さんと錦吾さん。

竹生島遊覧の段は、この物語の主人公とも言える斎藤実盛(玉男
さん)の登場。琵琶湖を泳いで逃げ力つきそうになっている小ま
んを救ったのが平家の宗盛が乗る遊覧船、小まんは救い上げられ
たが正体がばれ、白旗を取られそうになるが、何故か実盛が白旗
を握る小まんの腕を切り落とし白旗は湖に落ちてしまう!
この段は、津國太夫さん、南都太夫さん、文字栄太夫さん、碩太
夫さん、希太夫さんに三味線清馗さんの掛合い浄瑠璃でした。

最後の九郎助住家の段、九郎助と太郎吉が流れ着いた白旗を握り
しめた腕を発見。そこへ、九郎助がかくまっている葵御前の詮議
に斎藤実盛と瀬尾十郎(玉也さん)がやってきて、葵御前のお腹
の子が男子なら殺せと命令されているので、腹を割いて確認する
と迫る。切羽詰った九郎助と女房は葵御前が腕を産んだと差し出
すが、瀬尾十郎がそんなことがあるものかと突っぱねるところに、
実盛が唐の伝説に似たような話があると助け舟を出して、その場
をおさめる。疑念を残した瀬尾は去ったふりをして、小まんの遺
体を九郎助のところに運ばせ成り行きを見守る。戻った小まんの
遺体に腕をくっ付けたら一瞬息を吹き返し倅太郎吉に何か語りか
けようとして息をひきとる。そんな中、葵御前が男子(木曽義仲)
を出産!実盛が実は源氏に味方していることをあかし、太郎吉に
生まれた子供の家来になるようにすすめていると、成り行きを見
ていた瀬尾が再び現れ小まんの死骸を蹴り飛ばし、戦い挑もうと
するところを太郎吉が形見の短刀で突くと、死に際に瀬尾が真実
を明かすと言う話。
後日談で、大人になった太郎吉(手塚太郎光盛)と、白髪を黒く
塗って若作りした斎藤実盛が戦って、光盛が勝つという有名な話
があり、最後は、それをにおわす終わり方です。
樹瑠璃の方は、希太夫さんと寛太郎さん、文字久太夫さんと團七
さん、切りは咲太夫さんと燕三さん、そして最後は呂勢太夫さん
と清治さん。二転三転するジェットコースターのような展開と清
治さんの三味線の音色があいまってしびれるような面白さでした。


最後の清治さんはもちろん、第2部は、なんと言っても三味線が凄
い!錦糸さん、燕三さん、清治さんの三味線をたっぷり楽しませ
てもらいました。

夏休みと言う事で、朝の第1部はお子さんも楽しめる金太郎の大
ぐも退治と赤い陣羽織。そして、夜の第3部サマーレイトショー
は、夏の大阪を代表する芝居、夏祭浪花鑑になっています。

先日の松竹の歌舞伎の時も夏祭浪花鑑は外したし、なんだか今年
は、夏祭浪花鑑と縁の無い年みたいです!

文楽観劇後の食事会は、久しぶりに上本町ハイハイタウンにある
中華料理屋「南海飯店」さんで庶民派中華をいただきました。
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関西の夏と言えばって感じで鱧フライ、シャキシャキのきゅうり
ザーサイ、分厚い焼豚、大きな餃子、サクサクの小海老天、とろ
とろのイカのうま煮、もやし炒め、海老チリ、野菜炒め、鳥肝の
炒め、餡かけ焼きそば、焼き飯、ラーメン!美味しかったです。

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若手の文楽 [文楽]

一日中シトシトと雨が降った梅雨らしい日曜日。今日は、国立文楽
劇場に「国立文楽劇場文楽既成者研修発表会 第十七回 文楽若手会」
を観に行きました。
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先ずは、観劇前の腹ごしらえって感じで、劇場横にある「うどん屋
麺之介」さんで、肉玉ぶっかけうどんをいただきました。
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コシの強い麺と甘めに味付けされた柔らかいお肉とわさびの風味が
あいまって、めちゃ美味しい!

そして、お目当ての文楽の方、今回の演目は、“寿柱立万歳”と“菅原
伝授手習鑑”から車曳の段、寺入りの段、寺子屋の段。どちらも四月
の本公演で観た演目。予習はばっちり!笑

“寿柱立万歳”の浄瑠璃は、睦太夫さん、靖太夫さん、小住太夫さん
に三味線の寛太郎さん、錦吾さん、燕二郎さん、清允さんが並んで
の掛け合い。ところどころ笑いも交えながら陽気に人形が舞う話で、
その人形の方は、太夫は玉誉さんで才三は紋臣さんでした。舞う系
の人形は本当に大変そうですね!

“菅原伝授手習鑑”車曳の段の浄瑠璃も掛け合いで、小住太夫さん、
咲寿太夫さん、亘太夫さん、睦太夫さん、靖太夫さんに三味線の清
丈さん並び。人形は、梅王丸に簑太郎さんと桜丸に玉誉さん、そし
て、松王丸には玉翔さんで時平は文哉さんでした。

次の“寺入りの段”の浄瑠璃は、亘太夫さんと清公さん。そして、こ
の話の見せ場、“寺子屋の段”の前半の浄瑠璃は芳穂太夫さんと清馗
さん、そして、後半は希太夫さんと龍爾さんで、勢いがあり情感溢
れる語りを聴かせてもらいました。人形の方は、よだれくりは勘介
さん、菅秀才は玉征さん、武部源蔵は紋秀さんで女房戸浪は紋吉さ
ん、女房千代は簑紫郎さんで小太郎は玉峻さん、こちらの松王丸は
玉勢さん。そして、春藤玄蕃は玉彦さん、下男三助は簑悠さん、御
台所は勘次郎さんでした。

文楽観劇の後は、桜川にある中華料理の店「中国家常菜 楽活」さん
で、恒例の食事会。
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創作系の中華の店なんですが、今回は、フライドポテトやから揚げ
など普通の物も作って欲しいと予約してたそうです。が、やっぱり
ひと工夫してあって、めちゃ美味しかったです。特にえび玉ビーフ
ンは絶品でした。

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淡路島で人形浄瑠璃 [文楽]

爽やかに晴れ渡った5月最後の日曜日。今日は、500年の歴史が
あり、国の重要無形民俗文化財に指定されている淡路人形浄瑠
璃の「淡路人形座」に観に行ってきました。
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今月の演目は、“戎舞”と“伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段”でした。
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“戎舞”は、淡路人形浄瑠璃独特の演目だそうで、西宮神社の十日
えびすでもお馴染みのえびす様が登場、鯛を釣ってる姿からも想
像できるように、漁業の守り神と言うことで大漁祈願で昔から舞
われたそうです。
えびす様が、お酒を飲みながら、願い事を言って「もう一献いた
そうかい」と言ったところで拍手!を楽しく繰り返し、最後は舟
で海に出て大きな鯛を釣ると言う目出度い演目でした。
三味線の代わりに太鼓の伴奏で太夫さんが語るというスタイルの
浄瑠璃です。

次の、“伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段”は、八百屋お七の物語で、
恋しい安森吉三郎のために、締まった木戸を開けさせようと、火
刑を覚悟し、火の見櫓にのぼって半鐘を鳴らすと言う切ない場面。
舞台中央の大きな火の見櫓にのぼるお七の人形が見所。なんとも
幻想的です。

演目の間には人形の解説、最後に大道具回しや戎人形との撮影会
など、お芝居以外でもお客さんに楽しんでもらう時間も設けてあ
りました。素晴らしい!
そして、舞台の後ろには、淡路人形座が引き継いだ吉田傳次郎座
の金看板や古い人形の頭や衣装も展示してありました。
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一度見に行きたいと思っていた淡路人形浄瑠璃、面白かったです。

観劇の後は、終わりがけですでに店じまいのはじまっていた福良
漁港の「うずしお朝市」に立ち寄って、揚げたての鱧天をつまみ
ました。
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サクサクホクホクで美味しかったです。鱧が出てくると夏って感
じですね。

そして、昼ごはんは、「福良マルシェ」で淡路島の地魚のセルフ
海鮮丼とハモフライをいただきました。
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物産コーナーで好きなお刺身を買い、イートインコーナーで酢飯
かごはんを買って、自分でのっけるスタイル。めちゃ美味しかっ
たです。

デザートは、マルシェに隣接する「アイスクリームカフェ G・エ
ルム」さんで、黒ごまとキャラメルのダブルコーンアイスを頬張
りました。
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濃厚だけどスッキリした後味でめちゃ美味しいアイスクリーム!
最高!

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お祝いの文楽 [文楽]

爽やかに晴れた日曜日。今日は、文楽鑑賞のお仲間と国立文楽
劇場に「平成二十九年 四月文楽公演(第一部)」を観に行って
きました。
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先ずは、六代豊竹呂太夫(英太夫改め)さんの襲名披露のお祝
いって感じで“寿柱立万歳”。
三輪太夫さん、津國太夫さん、南都太夫さん、咲寿太夫さん、
文字栄太夫さんと三味線の清馗さん、龍爾さん、錦吾さん、清
允さん、團吾さんがずらりと並び掛け合いの浄瑠璃。
舞台には、三河万歳の太夫(紋臣さん)と才三(清五郎さん)
が、江戸に出てきたという設定で、鼓や扇を手に陽気に舞う華
やかで楽しい演目です。

そして次は“菅原伝授手習鑑”から三段目の茶筅酒の段(芳穂太
夫さん、宗助さん)、喧嘩の段(小住太夫さん、清丈さん)、
訴訟の段(靖太夫さん、錦糸さん)、桜丸切腹の段(文字久太
夫さん、藤蔵さん)。
松王丸(玉男さん)、梅王丸(幸助さん)、桜丸(簑助さん)
の父親である白太夫(玉也さん)の70歳の誕生日。それぞれ
の嫁(八重(簑二郎さん)、春(一輔さん)、千代(勘十郎さ
ん))が連れ立って、お祝いに実家を訪れたのに、肝心の3兄
弟が遅れて来た挙句に、松王丸と梅王丸が喧嘩をはじめ大切な
桜の木を折ってしまう(その後の桜丸の運命を暗示)。そして
父親に対して、梅王丸は流された主人菅丞相のもとにいきたい
と言うがたしなめられ、敵方の時平の家来になっている松王丸
は縁を切ってほしいと頼むと受け入れられる。2人が去ってい
くと、そこに桜丸が現れ、主人菅丞相失脚の責任を取って切腹
をするという展開。
菅原伝授手習鑑は次の寺子屋を単独でやることが多いので、あ
んまり観ない段ですが、観るたびに、何?この展開と思ってし
まう場面です。

間に、今回の公演の目玉。豊竹英太夫改め 六代豊竹呂太夫さん
の襲名披露口上。
咲太夫さん、清治さん、勘十郎さんが、それぞれ呂太夫さんの
オモシロネタを披露しながら楽しいお祝いの挨拶を聞かせてく
れました。本当におめでとうございます。

続いて、“菅原伝授手習鑑”の四段目、寺入りの段(呂勢太夫さん、
清治さん)、寺子屋の段(呂太夫(英太夫改め)さん、清介さん、
咲太夫さん、燕三さん)。
松王丸の女房千代(勘十郎さん)が、菅丞相の息子菅秀才(簑之
さん)がかくまわれている寺子屋に自分の子供小太郎(簑太郎さ
ん)をあずけに来る。菅秀才をかくまっていることがバレ、首を
さしだせと要求された寺子屋の主人武部源蔵(和生さん)は、あ
ろうことか今日寺子屋にあずかった小太郎の首をはねて、検分役
の松王丸と春藤玄蕃(文司さん)にさしだすと、菅秀才の顔を知
っているはずの松王丸が小太郎の首を菅秀才だと鑑定し時平のも
とに送る。その後、寺子屋に戻ってきた千代と松王丸は、わが子
小太郎が立派に菅秀才の身代わりになったことを確認し、白装束
のいろは送りで幕となる切ない話です。
この段は歌舞伎も含めて何回観ているかわからない演目ですが、
毎回、何で?と言う不条理感だけが残る話です。自分の体面のた
めに殺させるか?自分の子供を。。。
なにはともあれ、襲名披露のおめでたい文楽を楽しませていただ
きました。諸々感謝です。

文楽鑑賞の後は恒例の食事会。今回は、桜川の中国家庭料理と自
然食の「中国家常菜 楽活(ラオポー)」さんでした。
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料理は、ピリ辛の干し豆腐とトマト、豚しゃぶ、カキフライ風き
のこフライ(言われなかったらカキフライです!)、もちもちの
水餃子、シャキシャキのカイラン菜の炒め、平べったいツルツル
の春雨煮込み、ぷりぷりの海老マヨ、パリパリの湯葉の北京ダッ
ク風、香ばしい極細焼きそば、ちょっとピリ辛でエビの風味がき
いた海鮮焼き飯。
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どの料理も凝ってて味付けもあさっりだけど複雑で深みがあって
めちゃくちゃ美味しかったです!
人の良さそうなお兄ちゃんがひとりで切り盛りしているカフェの
ような風情の中華料理屋さんっぽくない店で、雰囲気もめちゃ良
かったですよ。

文楽とまったく関係無いですが、食事の合間に、ジンメンカメム
シとオオルリアゲハの鑑賞!
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先日、京都に能を観に行った折りに、蝶とカメムシの収集をして
いる御仁に話を聞いて、是非見てみたい言ったのを憶えてらして、
本日、現物を貸してくれてのお披露目となりました。想像以上の
人の顔加減にビックリ!凄いです。

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春の襲名前夜祭 [文楽]

今日はお休み!だったんですが、せっかく桜が満開の時季なのに
あいにくの天気。。。ってことで、桜を見るのはあきらめて梅田
をウロウロ。

のんびり平日のランチでも楽しもうと、駅前ビルにあるイタリア
料理の店「オステリア ガウダンテ」さんで、和牛のラグーミート
ソースの自家製タリオリーニのランチをいただきました。
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平打ちの細いパスタにからんだソースとゴロゴロ入ったお肉が柔
らかくてめちゃ美味しい!

そんでもって、トーホーシネマズ梅田で今日からはじまった「夜
は短し歩けよ乙女」を拝見。
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森見登美彦さんの原作で、監督は大好きなアニメ四畳半神話大系
も手がけた湯浅政明さん。
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幻想と妄想の混沌が、独特のタッチの絵とテンポで描かれていて、
久々に湯浅政明ワールドにどっぷり浸らせてもらいました。面白
いかどうかと問われると返答に困りますが、私は大好きです。
エンディングのASIAN KUNG-FU GENERATIONも痺れました。
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映画のおまけで、夜は短し歩けよ乙女銀幕篇“先輩から乙女への手
紙”が付いてました。

そして、夕方から難波に移動し、先ごろ、山本能楽堂で招待券を
ご本人からいただいた六代豊竹呂太夫さんの襲名前夜祭を見に国
立文楽劇場に行ってきました。
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幕が上がり、ほぼ満席の招待客の皆さんに前に現れたのは、明日
から名前の変わる六代豊竹呂太夫(英太夫改メ)さんと落語家で
呂太夫さんの浄瑠璃のお弟子さんでもある桂南光。それに司会の
産経新聞亀岡典子さん。
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先ずは、襲名される呂太夫と言う名前のお話。六代呂太夫さんの
おじいさんが、若太夫になる前に三代呂太夫として大活躍され、
おじいさんがこの呂太夫と言う名前を非常に愛されていたと言う
ことで呂太夫の名前を継いだという事だそうです。南光さん的に
は、もうひとつ先の若太夫でよかったんじゃないかと言う思いも
おありでしたが、ご本人的には、これで終わりではなく、先ずは
呂太夫と言う感じでした。

それから、呂太夫さんの子供の頃、文楽の世界に入られた二十歳
の頃、公演先でのスナップ、南光さんとの稽古風景などの写真を
スクリーンに映しながら思い出話で盛り上がりました。
五代呂太夫さんに後押しされ飛び込んだ文楽をシュールレアリズ
ムだと思って面白そうだと感じたという話が新鮮でした。
文楽の世界に入って50年、70歳になって、バラバラの骨のよう
だった浄瑠璃が、やっと少しずつつながってきて人の形で動くよ
うな感覚になってきたそうです。規格品のようなサラリーマンの
世界は、経年劣化して60歳で終わりをむかえる感じですが、ゆっ
くりゆっくり磨かれ、70歳を超えて脂がのってくる世界と言うの
もあるんですね。素晴らしい!

今後、益々精進して、今の価値観で見るとシュールレアリズムの
ような不条理の世界を浄瑠璃の力で、あたかも条理の世界として
納得してもらえるように語りたいそうです。

ご襲名おめでとうございます。公演も拝見させてもらいます。

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英太夫さんでの最後 [文楽]

昼から小雨が降ってきた日曜日。今日は、山本能楽堂で行われた
古典芸能コラボ企画の「流されて・・・」を観に行ってきました。
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“前口上”として小佐田定雄さんが登場し、今回、“流される”をテ
ーマに演じられる、お能、落語、浄瑠璃、それぞれの演目の背景
と見所の解説。

先ずはお能から、仕舞「鵺」を山本章弘さんが舞われました。鵺
とは、頭が猿、尾は蛇、手足が虎の化物で、宮中に災いし源頼政
に退治されて、空穂舟で淀川に“流された”そうで、(たどり着い
たのが都島とも芦屋とも言われていて両方に鵺塚があるそうです)
その鵺の霊が登場し恨み言をブツブツ言うお能を仕舞で見せても
らいました。

そして次は、落語の「質屋蔵」を桂南光さん。質流れと政変で九
州の大宰府に“流された”菅原道真をかけた落語を披露。質屋の三
番蔵にお化けが出るという噂が立ち、旦那さんから確認するよう
に言われた番頭さんと熊さん、夜中に旦那さんも加わり3人で恐々
と蔵を確認すると蔵の中ではお化けが相撲をとって大騒ぎ!その
中、掛軸に描かれた菅原道真が抜け出し旦那さんにひと言って話
です。

最後は、義太夫「平家女護島~鬼界が島の段」を豊竹英太夫さん
と鶴澤清介さん。英太夫さんは、4月8日に六代豊竹呂太夫を襲名
されるので、本日が英太夫と言う名前での最後の公演!語り出し
の時に、50年名乗ってきた英太夫の最後だと思って、こみ上げる
ものがあったそうです。
俊寛を題材に近松門左衛門が書き上げた作品で、平清盛に謀反を
企て鬼界ヶ島に“流された”俊寛、成経、康頼。恩赦で都に帰れる
ようになったが、妻が死んだことを知った俊寛は、自分の代わり
に島の海女千鳥を船に乗せ一人島に残ると言う話。能舞台で聞く
浄瑠璃は、いつもの劇場とは音の響きが違って、なんとも幻想的
な雰囲気が漂っていました。

公演の最後は、4人でのアフタートーク。俊寛を例に地謡と浄瑠
璃の発声の違いや能で流される時の独特の足運びの話の他、呂太
夫さんになられる英太夫さんの心境など、30分ほどでしたが楽し
い話を聞かせてもらいました。
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イベントが終わった後、英太夫さんから4/7に行われる「六代豊竹
呂太夫襲名前夜祭」の招待券をいたしました!
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ありがとうございます。是非、お邪魔させてもらいます。

山本能楽堂に向かう道すがら、観劇前の腹ごしらえは「ワインショ
ップ&ダイナー FUJIMARU 天満橋店」さんで仔牛とプティベール
のラグーソースのパスタランチをいただきました。
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肉の甘みと野菜のほろ苦さがあいまったパスタがめちゃ美味しい!
食後はフレッシュミントティーでお口さっぱりでした。

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